お宿での話
（「富士サファリパークで」のつづき）
サファリからは、「遊彩の樹（ゆうさいのもり）」というお宿に向かった。
（じゃらんネットで予約）
部屋は、１２畳の和室。
そこに嫁さんとオチビの３人。
かなり、広い・・・。
オチビは、部屋の中をバタバタと走っていた。
しばらくして、疲れたのか「帰る」と言い出した。
自分（オチビ）のバッグを背負って、本気で帰り支度を始めた。
親父やおかんが居ないことで寂しくなったのか・・・。
親戚の家にいても「帰りたい」なんて言わないのに・・・。
本気モードのオチビを説得するために「お出かけしようか」と誘った。
そのまま外出し、静岡の「サガミ」で夕飯にした。
お宿に戻って、また「帰る」と言わないか心配したが、
素直に嫁さんとお風呂に行ってくれて一安心。
二人が帰ってくるまで、くつろいだ。
嫁さん達が戻り、野球も終わったので、僕も風呂に入ることにした。
すると、オチビも行くという。
大きなお風呂が気に入ったのか・・・オチビと一緒に入った。
お風呂は、僕等以外に３名ほどしかいなかった。
オチビは、お風呂につかるなり端から端へと歩行をはじめた。
お湯は、ちょうどオチビの肩の高さ。
転ばないかぎり、溺れる心配もないだろうと、僕はお風呂につかって見ていた。
オチビが往復して戻ってくると、嬉しそうに僕に言った。
「おしっこでたよ」
その言葉に僕が固まったのは言うまでもない。
その場で、オチビを怒ることは周囲の方に「おしっこ」したことを認めることになるので、
あとで怒るとして、とりあえず「何も出てないやん」と笑顔でフォローだけしておいた。
（事実、出たのか出てないのか分からない）
そのあと、オチビが「出る（お風呂を）」と言うので、わずかな時間しかお風呂に入れなかった。
今回、初めてオチビを連れて外泊した。
２歳のオチビは記憶に残っていないと思うが、僕の記憶には残った。
（部屋でも、ビデオを撮ったし）
次の外泊は、大阪（優勝セール）になる。
（その時の主役は嫁さんだと思う。）
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